呑気症という消化器系の疾患をご存知ですか?
ゲップが多くなった、オナラが増えた、お腹が張って苦しいなどの症状に心当たりのある人は、もしかしたら呑気症かもしれません。
日本人の約8人に1人が呑気症に悩まされていると言われています。
そのため、呑気症に関して以下のような疑問がある方も居るのではないでしょうか?
呑気症とは、おならやゲップ以外にもどんな症状があるのか?
呑気症を治す方法があるなら知りたい。
呑気症に効果がある市販薬はあるのか?
呑気症の原因の一つとして、空気を飲んでしまうことでゲップがたくさん出てしまうという原因があります。
例えばこのような場合、呼吸のクセをちょっと変えるだけで、呑気症を治すことができてしまうのです。
そのような事に着目しながら、当ページでは、呑気症の治療方法で正しい治し方10選を詳しく紹介していきます。
呑気症に悩まされている方々は、当ページを参考にして下さい。
目次
呑気症について
呑気症とは、唾液を飲み込む際や食べ物を飲み込む際に多くの空気を飲み込むことで、お腹が張ったり、ゲップやオナラが増えてしまう症状のことを言います。
たくさんの空気を飲み込むことで発生する不快感を解消するために、自然とゲップの回数が増えてしまいます。
呑気症はレントゲンやCT、胃カメラなどで詳しい検査をしても発見することが出来ません。
ですから、ゲップが増えたなと思って病院に行ってもなかなか呑気症の診断が出ずに、病院を何か所か回っても見つけることが出来ない病気です。
呑気症は主に20~50代の女性に多く見られる病気です。
女性にとってゲップやオナラというものは相談したくても恥ずかしくてなかなか相談することも出来ません。
呑気症の原因ははっきりとは分かっていませんが、ストレスや不安感などの精神的な部分や食生活、空気を飲み込まないように意識することで症状は改善することが出来ます。
呑気症の治療方法で正しい治し方10選
呑気症は、食道や胃や腸などの消化器系と関係が深いものの、レントゲンやCT、胃カメラの検査をしても発見できるものではありません。
言えることといえば、生活習慣を気をつけたり、ストレスを解消するだけで症状を解消することが出来ます。
ここからは、その中でも呑気症の治療法で正しい治し方10選を紹介していきます。
ゆっくり噛んで食べる
早食いをすることで、食事を飲み込む際に空気も一緒に飲みこんでいる状態です。
ゆっくりとしっかり噛みながら食事を摂ることで唾液の分泌量が増し、消化の手助けをします。
食べ過ぎないようにする
短時間で大量に食べてしまうと、胃に負担がかかり、消化不良の原因になります。
その結果、腸にガスが溜まりやすくなり、呑気症に繋がります。
炭酸飲料を控える
炭酸飲料をたくさん飲んでしまうと、体内でガスが発生してしまいます。
呑気症の症状がある人はできるだけ飲むのを控えましょう。
ガムは噛みすぎない
ガムを噛むことは、唾液の分泌量をアップさせたり、満腹中枢を刺激してくれるので悪いことではありません。
が、ガムを過剰に噛んでしまうと、空気を一緒に飲み込んでしまっている状態なので、呑気症の症状が悪化してしまいます。
鼻の疾患を治療する
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻の病気がある人は口呼吸になりがちです。
口呼吸によって口内は乾燥し、喉が渇き水分を大量に摂ってしまいます。
水と一緒に空気も飲みこんでしまうので、呑気症を悪化させてしまいます。
呼吸は鼻呼吸をする
口呼吸をすると、口の中が乾燥し、唾液の量が多くなります。
唾液の量が増えるとその分飲み込む回数も多くなり、空気も一緒に飲み込んでしまいます。
ツボを押す
おへそのあたりにある「神闕(しんけつ)」のツボや、へその左右4㎝ほど外側にある「天枢(てんすう)」というツボは、お腹の膨満感や胃の状態を整えてくれる効果があります。
ドライヤーやホッカイロを貼るなど温めてあげましょう。
出るものをガマンしない
ゲップやオナラをしたくなってもあまりガマンしないようにしましょう。
さすがに人前ですることはマナー違反になりますので、出来るだけ人がいないところで発散して、我慢しないようにしましょう。
便秘の解消
便秘が原因でお腹が張っていることがあります。
まず最初に便秘かどうか、便秘気味だなと思ったら便秘を解消するようにしましょう。
便秘の状態が長くなると悪玉菌が増え、腸内環境が悪化し、ガスが発生してしまいます。
ストレスの軽減
呑気症はストレスが原因であると言われています。
ストレスを感じることによって、消化器系の機能を低下させてしまいます。
ストレスは溜めこまないようにうまく発散していきましょう。
呑気症に効果がある5つの市販薬
呑気症のゲップやオナラが増えたり、お腹の膨満感などの症状は不快に感じてしまいます。
なかなか治らず、症状をガマンしてしまうとストレスになります。
そんな不快な症状を解消するためにも、呑気症に効果がある市販薬を紹介していきます。
太田胃散
太田胃散は昔から売られている信頼できるお薬です。
家庭の常備薬として置いている家庭も多いのでは?
7種類の健胃生薬、4種類の制酸剤が配合された手軽な価格で販売されています。
ガスター10
大量に分泌された胃散をうまくコントロールする働きがあります。
胃痛、胸焼け、むかつきや胃もたれに特化したお薬です。
ガスピタン
腸内に溜まったガスを消していき、お腹の膨満感を和らげてくれます。
乳酸菌や消化酵素の働きにより腸内環境を整えることが出来ます。
水がなくても服用することが出来るのが特徴のお薬です。
デパス
睡眠薬として販売されているデパスは、睡眠薬の効果は6時間程度で亡くなってしまいます。
鎮静作用もあり、抗不安作用もあるので、精神的なストレスに効果があり、リラックス効果があります。
タケダ漢方胃腸薬A末
漢方で処方される「安中散」が配合された製剤で、神経性胃炎に特化しています。
弱ってしまった胃の働きを正常にし、ゲップなどの呑気症の症状を改善することが出来ます。
まとめ
いかがでしたか?
呑気症の原因ははっきりと分かっていませんが、ストレスや生活習慣のちょっとした癖を見直すだけで症状を解消することが出来ます。
当ページでは、呑気症の治療方法で正しい治し方10選を以下のように紹介してきました。
・ゆっくり噛んで食べる
・食べ過ぎないようにする
・炭酸飲料を控える
・ガムは噛みすぎない
・鼻の疾患を治療する
・呼吸は鼻呼吸をする
・ツボを押す
・出るものをガマンしない
・便秘の解消
・ストレスの軽減
さらに、呑気症に効果がある5つの市販薬を以下のように紹介してきました。
・太田胃散
・ガスター10
・ガスピタン
・デパス
・タケダ漢方胃腸薬A末
呑気症の原因として、ストレスが考えられます。
ストレスは溜めこまないように、こまめに発散していくようにしましょう。
ゲップやオナラが増えた、お腹の張りが気になるなどの症状が、なかなか良くならない場合は、まずは内科に行ってみましょう。
内科で胃や腸、心臓の病気ではないか検査をし、問題がなければ心療内科に行きましょう。
